神奈川入試ラボNyushi Lab
入試の基礎 01

神奈川公立高校 入試のしくみ

神奈川県の公立高校入試は「共通選抜」に一本化されています。何で合否が決まるのか——調査書(内申)・学力検査・特色検査と、それらを合算するS値のしくみを、まず全体像から押さえましょう。

合否を決める3つの資料

共通選抜で使われる主な資料は次の3つです。これらを学校ごとの比率で合算して順位をつけ、募集定員の枠内で合格が決まります。

第1次選考のS値

第1次選考では、上の3資料をそれぞれ100点満点に換算し、高校ごとに決められた比率で加重合計します。これがS値です。

S値 = f×(内申÷135×100)+ g×(学力÷500×100)+ h×(特色÷100×100)
f+g=10、h(特色)=1〜5。満点は (10+h)×100 点。

比率 f:g:h は学校・学科ごとに異なります。学力重視の高校ほど g が大きく、内申重視の高校ほど f が大きくなります。詳しくは 選抜比率の読み方 をご覧ください。

第2次選考との違い

合格者の一部は第2次選考でも決まります。第2次選考では調査書の評定(内申)は使われず、学力検査・特色検査と「主体的に学習に取り組む態度」の評価で選考されます。つまり当日の得点の比重がより高くなるのが特徴です。

大まかな日程

例年おおむね次の流れです(年度により前後します)。

正確な日程は毎年の募集案内で必ず確認してください。

学力検査(5教科)の概要

学力検査は国語・数学・英語・理科・社会の5教科で、各100点の合計500点満点です。神奈川の問題は思考力・記述を問う設問が多く、単純な暗記だけでは高得点が取りにくいのが特徴です。とくに数学・英語は差がつきやすく、難関校では高い得点率が求められます。全校共通問題のため、過去問演習で出題形式と時間配分に慣れることが得点の近道です。

調査書(内申)の位置づけ

調査書点は135点満点で、中2(45点)と中3(90点=2倍)の9教科評定から算出されます。実技4教科も同じ重みで入るため、主要教科だけでなく9教科をまんべんなく取ることが大切です。詳しい計算と上げ方は 内申点の計算と上げ方 をご覧ください。

倍率と合格ラインの関係

同じ高校でも、その年の志願者数によって実質倍率(受験者数÷合格者数)は変動し、倍率が上がる年は合格ラインも上がりやすくなります。人気校では倍率が読みにくいため、目標点は余裕をもって設定するのが安全です。各校の倍率と3年推移は 倍率ランキング や各校ページで確認できます。

まず何をすべきか

志望校の選抜比率を知り、内申と当日点のどちらを厚くすべきかを見極めるのが第一歩です。今の内申と目標点から、志望校のS値の目安は 合否シミュレーター で試算できます。学年別に何をすべきかは 中1中2中3 のガイドも参考にしてください。

よくある質問

Q. 公立は1回しか受けられませんか?
A. 共通選抜は例年2月に1回です。私立との併願で受験機会を確保するのが一般的です(併願の組み方)。

Q. 面接は全校でありますか?
A. 面接の実施は学校・学科により異なります。募集案内で確認してください。

Q. S値は自分で計算できますか?
A. できます。本サイトの 合否シミュレーター に内申・目標点・比率を入れると目安が出ます。

出典:神奈川県教育委員会「公立高等学校 入学者選抜」関連資料。制度は年度により変わる場合があります。最新情報は県教育委員会の公表資料をご確認ください。