比率の意味
選抜比率は 内申 : 学力検査 : 特色検査 = f : g : h で表されます。f+g=10、特色検査の h は 1〜5 の重みです(特色検査を実施しない高校は f:g の2つだけ)。
数字が大きい要素ほど、合否に与える影響が大きいと考えてください。
学力重視か、内申重視か
| 比率 | タイプ | 向いている受験生 |
|---|---|---|
| 3:7 | 学力検査 重視 | 当日の得点力が高い |
| 4:6 | やや学力重視 | バランス〜当日型 |
| 5:5 | 標準 | 内申・当日ともに安定 |
| 6:4 | 内申 重視 | 内申点を積み上げてきた |
例として、横浜翠嵐は 3:7:3、湘南は 4:6:2、中堅校の多くは 5:5 です。学力重視の高校は、内申が少し足りなくても当日で挽回しやすい一方、内申重視の高校は日々の成績が効いてきます。
特色検査(h)の効き方
難関校では h(特色検査)が 2〜3 と大きく、合否を分ける要素になります。特色検査については 特色検査とは? をご覧ください。
第2次選考では内申が外れる
第2次選考では調査書の評定が使われないため、当日点の比重がさらに高まります。内申が心配な受験生ほど、当日点と特色検査の対策が重要になります。
「内申1点」は当日点の何点分か
比率は、内申と当日点を同じ土俵(100点満点換算)にそろえて合算するしくみです。内申は135点満点、学力検査は500点満点なので、同じ「1点」でも重みが違います。たとえば比率 5:5 の高校では、内申の1点はおよそ学力検査の3.7点分に相当します。学力重視(3:7)の高校ではこの比が小さくなり当日点の1点が効き、内申重視(6:4)では内申の1点が重くなります。学校ごとの具体的な換算は 合格の目安(配点早見) にまとめています。
比率から逆算する勉強配分
比率が分かれば、限られた時間をどこに割くかが決まります。学力重視校を狙うなら過去問演習と5教科の得点力(とくに数英)に時間を寄せ、内申重視校なら定期テストと提出物で評定を1つでも上げるほうが効率的です。特色検査実施校では、そこに特色検査対策が加わります。志望校のタイプを早めに見極め、中3の秋までに勉強の重心を決めておくと直前期が安定します。
よくある質問
Q. 比率は毎年変わりますか?
A. 学校・学科ごとに設定され、見直されることがあります。出願年度の募集案内で必ず確認してください。
Q. 内申が低めでも難関校は狙えますか?
A. 学力重視(3:7 など)の高校なら当日点と特色検査で挽回の余地が大きくなります。ただし倍率が高い学校では合格ラインも上がるため、目標点は高めに設定しましょう。
Q. 特色検査の比率(h)は合計に含まれますか?
A. はい。満点は (10+h)×100 点になり、h が大きい難関校ほど特色検査の出来が合否を左右します。